最新のTOEIC公式問題集4(ピンク)を解いてみました。
意外にも、3(グリーン)よりやさしめでした。
グリーンは難しかったし、ひどかった…
感じの悪い、冷たい会話が多かった。
今回のピンクでは、TOEICワールドの住民はみんな感じがよかったし、問題も解きやすく感じました。
でも、
まあ、いろいろなワナはありました。
写真描写
また第1問で揺さぶりをかけています。
TEST1の写真問題1。バッグとカートの引っかけです。名詞だけで判断してはいけません。ちゃんと動詞も聞いて、答えを選びましょう。
写真は6枚しかないのに、そのうちの2枚にカートが、また3枚にバッグが写っていて、あいかわらずクセの強いテストだなぁ…という感じ。
(英語でバッグといえば、エルメスもレジ袋も土嚢もバッグなんですよ)
TEST2は、「位置」や「向き」に注意して解く問題です。
今回の写真描写は簡単でした。
リスニング全般
いつもの通り、発音の似た単語で引っかけようとしていました。
ファクトリーとファクター
ビューとレビューとか…
あと、連想単語。
劇場と座席
カーペットとフロアとか…
いつまでこんな問題で英語力を測定し続けるのでしょう…
私が勝手に呼んでいる肩すかし問題はずっと少なくなっていました。
肩すかし問題とは、
Aさん「今年の年次総会はどこでやるの?」
Bさんの返答は次の3つのどれか。
・「ハワイに2回行ったわ」
・「彼は来年引っ越すらしい」
・「エイミーが知ってる」
正解は「エイミーが知ってる」。
つまり、Aさんの疑問は解決せず、肩すかしをくらってますが、他の選択肢があまりにもとんちんかんなので正解はこれしかない、というパターン。
このタイプの出題はぐっと少なくなって、TOEICワールドのビジネスも順調のようです。グリーンの問題集での会話はもっとギスギスしてましたよ。
ただ、話し手のスピードは上がっているかもしれません。計ったわけではありませんが。
そして、あいかわらず、オーストラリア人の男性に「スケジュール」の発音をさせています? 独特の発音なので、ご注意ください。グリーンの問題集でもそうでした。
それから、よくある
「男性は次に何をするか」
という問題ですが、今までは話の流れからわかった問題ばかりでした。
しかし、今回は「リストは優先順位の高い順になっています」という発言から、リストの一番上を選ぶ問題がありました。つまり、「優先順位」という英語がわからないとだめですね。(わからなかったら、リストのトップをマークすればいいのですが…)おもしろい問題でした。
リーディング
こちらも、グリーンの公式問題集より解きやすい問題ばかりでした。
ただ、TEST1のPart5の第1問がまたちょっと意外な感じでしたね。今まで解いてきたPart5ってすべて、SVだっだように記憶していたので。「この手が来たか~」と思いましたよ。
あと、TEST1の123は、副詞を入れてもいいし、名詞を入れて複合名詞にしてもよさそうに見えますが、文意から入る品詞は決まります。だから意味が分からないとだめですね。なじみのない形でした。
企業の「法令遵守」なんていまさら。みんな知っているでしょう。このあたり、TOEICワールドの遅れを感じました。サービス問題のつもりかもしれません。
Part7は、難しい単語が少なくなったように感じました。読みやすいのですが、今まで以上にあちこち目を走らせないといけない作りになっているようです。
対策は、
・手紙、記事、説明書、案内書、メッセージはしっかり読む。
・リスト、箇条書き、図表などは、設問に対応しているところだけ見る。
というやり方で、おおむねいけそうです。
もちろん、TOEICですから、下の方にちょこっと載せている情報もねらってきます。これはもう従来通りの「お約束」ですね。
TOEICの問題集は数々あれど、やっぱり公式問題集がいちばんのおすすめです。
ていねいにじっくりやれば、900点も夢ではありません。
ではまた。
(次の公式問題集はきっとイエローじゃないかな?)
TOEICの罠にはまらず、スイスイ正解しよう↓