エンジョイ・シンプル・イングリッシュ
ニッポンぶらり旅
『鵜戸神宮』
アキト「あっ、ベン。あのタクシー見て」
ベン「あれ?タクシーの屋根に載ってるのは、とんかつかな?」
ア「とんかつじゃない、チキン南蛮だよ。宮崎の名物なんだ。あのタクシーはお客さんを観光地に案内して、チキン南蛮のお店に連れて行ってくれるんだ」
べ「で、どんな味なの?」
ア「えっと、甘酸っぱいソースがかかったフライドチキンだよ。クリーミーなタルタルソースで食べるんだ。すごく美味しいよ」
べ「いいね!じゃあ、今すぐバスを降りて食べに行こうよ」
ア「食べたいけど、まず他のところに行きたいんだ」
(ぼくはベン。今日、アキトとぼくは宮崎県の宮崎市に来ている。今朝ショーをやったから、お腹ペコペコなんだ。でもアキトはお昼ご飯の前に行きたいところがあるって言ってた。今そこへバスで向かっているところ)
ア「よし、着いたぞ」
べ「着いた?神社だね?」
ア「そう。鵜戸神宮っていうとても人気がある神社だよ。毎年百万人もの人が訪れて、パワースポットと言われている」
べ「パワースポット?何、それ?」
ア「秘密は本殿にあるんだ。行こう」
べ「うわー!すばらしい眺めだ!青い海の前に真っ赤な柵があざやかだねー」
(去年行きました!)
ア「この神社はとても独特なんだ。下り宮だから」
べ「クダリミヤって?」
ア「あのね、ほとんどの神社は一番重要なところが入口よりも高いところにあるだろう?」
べ「ああ、ぼくたち下ってるねー」
ア「そう。で、一番のびっくりは本殿の建物だよ」
べ「ほら穴の中なんだ!すごく、不思議な感じだね。ここがパワースポットって呼ばれるのがわかるよ」
(アキトとぼくはお参りをした。その後、崖から何かを投げている二人に気が付いた)
ア「すいません、何を投げているんですか?」
観光客「これは運玉っていう石ですよ」
べ「ウンダマ?」
観「下を見て。カメの甲羅みたいな岩に穴があるでしょ?」
べ「あ、まわりにロープが張ってある」
観「運玉をあの穴の中に投げ入れることができると、願いが叶うらしいわよ」
ア「そうなんですか?むずかしそうだな」
観「挑戦してごらん、楽しいから。男性は左手で、女性は右手で投げるんだよ」
べ「やった!ぼく左利きだから簡単だ」
観「うまくいくといいわね!運玉5つで100円よ」
べ「わかった、アキト、やってみよう!」
ア「よし!」
べ「世界一の大道芸人になれますように!」
(一個も穴に入らなかった。願いをかなえるのはそんなに簡単じゃないんだ)
ア「何か食べに行こう、ベン」
べ「やっとチキン南蛮だ!」
ア「チキン南蛮もいいけど、冷や汁はどう?宮崎の伝統的な料理だよ」
べ「いいよ。どんな料理?」
ア「冷たいみそ味の汁で、ごまとうす切りのキュウリが入っているんだ。それを温かい麦飯にかけて食べるんだ」
べ「うーん、美味しそう!お昼はそれにしよう。夜にチキン南蛮を食べよう」
ア「いいね!」
(これも宮崎。せごどん見て、鹿児島と宮崎に行きました。)