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カタール
カタール
アッサアライクム！ こんにちは。私はカタール国です。日本のみなさんには、1993年にドーハで行われたサッカーの試合でおなじみですよね。ドーハは首都で、人口の約半分ほどがこの周辺に住んでいます。
私の国は島国のようなものです。南部を除いて、ペルシャ湾の海水が国をぐるりと囲んでいます。隣国はサウジアラビアです。秋田県と同じくらいの大きさですが、ずっとずっと暑い国です。
人口は約260万人で、ほとんどがイスラム教徒です。私の国にいらしたら、どうか彼らの宗教と決まりを尊重していただきたいと思います。
例えば、人々の、特に女性の写真を撮らないでください。それからとても暑い国ですが、あまり肌を出してはいけません。
2006年ドーハのアジア大会以来、たくさんのビルが建設されてきました。さらに、2022年のサッカーワールドカップ開催に向けて準備中です。アラブ諸国では初開催となります。現在、面白いデザインの競技場がたくさん建設中です。
この国はまた、さまざまな形の超高層ビルがたくさんあることでも有名です。ごらんになったら、倒壊するのではと思うかもしれませんよ。でも、ここは日本ほど地震が起こりません。ですから、ユニークなデザインのビルが建てられるのです。
新しいドーハのビルもすばらしいですが、この国のもっと伝統的な一面をごらんになりたければ、スークワキーフという市場がいいですよ。それから、パール・カタールという人工島もぜひごらんください。約4㎢の広さで、5つ星ホテル、ショッピングモール、学校やたくさんの船を係留できる波止場もあります。
かつては、パール・カタール周辺で真珠を採っていました。ですからそういう名前になっているわけです。真珠産業はこの国で長い間とても重要でした。5千年の歴史があります。
しかし、20世紀の初めに日本が真珠の養殖に成功し、真珠の価格が下落しました。それで多くの漁師は真珠を採らなくなりました。仕方ありません。1万個もの貝を開けてみて、たった数個の真珠が採れることもありました。たいへんな仕事でした。
それから、石油と天然ガスが発見されました。今ではこの二つが国の重要な産物です。
ドーハに行くと、とても近代的な都市であることに気づくでしょう。でも、中心地をはずれると、砂漠では時間が静かに穏やかに流れています。
でも、砂漠にもワクワクするものがあります。ここでは長いことラクダ・レースが行われてきました。最近では、騎手としてロボットが騎乗するんですよ。
ぜひいらしてごらんください。お待ちしています！
盛りだくさんのカタールです！
