英検1級・TOEIC900点からのNHK語学

英語講師です。通訳案内士試験合格しました。

 エンジョイ・シンプル・イングリッシュ日本語訳『熊本』

 

エンジョイ・シンプル・イングリッシュ

ニッポンぶらり旅

熊本 

 

 

 

アキト「ベン、ほら、ラーメン屋さんだ。お腹減った?」

ベン「アキト、知ってるだろ?ぼくはいつだって腹ペコなんだよ。さぁ、行こう!」

 

(ぼくはベン。今日アキトとぼくは熊本市に来ている。日本に来てからぼくはとんこつラーメンの大ファンになった)

 

「うーん、このとんこつラーメン、福岡で食べたのと違うね」

「そうだね。めんが太くて、スープも違う。鶏が入ってるんじゃないかな」

 

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ラーメン屋「うちのラーメンが気に入ってもらえてよかった。2人は観光?」

「あー、そうじゃなくて…」

「アキト、なにをそんなに恥ずかしがってるの?ちゃんと言いなよ。ぼくたち大道芸人なんです」

「そうなの?」

「まあ、まだ未熟なんですけど。日本各地をまわって、修行してるんです」

「まあ、じゃあ次は8月の火の国祭りのときにいらっしゃいよ」

「火のお祭り?」

「そう。昔、熊本は火の国って呼ばれてたの」

「それは、どんなお祭りなんですか?」

「そうねえ、熊本市の中心に5千人くらいの人が集まって踊るのよ」

「5千人?すごいなー!」

「おてもやんって歌を聴いたことある?」

「昔の熊本の民謡ですよね?」

「そう。歌の中の女性はおてもやんと言って、みんなその歌に合わせて踊るのよ。あれを見て。去年のポスターよ」

「ブラジルのサンバカーニバルみたい」

「そう。おてもやんのサンバ・バージョンもあるのよ」

「サンバみたいな民謡なの?想像つかないな」

「民謡自体は古いけど、お祭りは1978年に始まったから、わりと新しいの」

「おもしろいな。でも、そんなにおもしろいお祭りなら、みんなぼくたちの芸なんて見ないかもね」

「まあ、そうかもね」

 

(熊本って大道芸の町みたいだな。ラーメン食べてから商店街を歩いた)

 

「あー、ラーメンうまかったー!」

「そうだね!よし、芸をやる場所を探そう」

「ベン、見て。からしレンコンだ。食べようよ」

「これ、レンコンなの?蓮の根っこだよね?なんで黄色いの?」

「食べればわかるよ。特別なんだ」

「こ、これ…すっごーく、からい~!穴の中の黄色いのは何?」

「それからしっていうマスタードだよ」

「マスタード?アキト、だましたなー!からしを食べてどうなるか見たかったんだな?」

「だましたわけじゃないよ。特別なんだよ、辛いから。もっと食べたくなっただろ?」

「ああ、そうだね」

「熊本は独特の料理が多いよね。次は馬刺しを食べよう」

「バサシ?それ、何?」

「馬肉の刺身だよ。すごくおいしいよ」

「おいおい、なんでそんなに食べ物を熱く語ってるんだ?グルメはぼくの担当だぞ」

「まあ、いいじゃないか。今日はぼくが担当ってことで!」 

 

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アキトとベンがおいしそうに食べているイラストが大好き。上のラーメン食べてるベンなんか最高にいい顔してる!