日本人はまじめ(な人が多い)。
日本人は努力家(な人が多い)。
そんな日本人がいつまでたっても習得できないのが英語!
とくにスピーキング。
Why ?
英会話倶楽部での経験
ちょっと前まで、東京英会話倶楽部というところに通っていました。週に1回2時間、日本人だけで集まって、おしゃべりしたり、ディスカッションしたりしていました。
事前に申し込めばだれでも参加できるところです。
私が行ったところには、
・仕事で英語を使う人
・海外赴任していたビジネスマン
・国際結婚している主婦
・退職後も英語の学習を続けたい人
・大学生
などさまざまなバックグラウンドの方がいました。
で、この人たち、しゃべる、しゃべる!
英語をしゃべりたくて仕方がない人たちでした!
どんな内容も、英語で説明できる。
まさに、使える英語。
試験の英語とはちがう。
たぶん、試験で言うと、
英検で2級くらい、TOEICで700いくかどうか…。
一度、TOEICのスコアを聞かれて「955です」って答えたら、なんか居心地悪かった…。
みなさん、英語の試験はキライみたいなんですよね。そんなもの役に立たないってわかってる、感じ取ってる。
TOEICなんか大きらい、でも英語は大好きという感じ。だからじゃんじゃんしゃべる、しゃべる、しゃべらずにはいられない、という感じ。
つくづく、
英語の試験は意味ないなー、
とくに、
TOEIC なんてくだらないなー!!
と思いました!
英語が話せる人とは
日本人は努力する人をたたえます。それはそれですばらしいことだとは思うんです。でも、がんばって結果を出すことが称賛されすぎるんですよね。
でも、英語、とくに英会話ってがんばれば習得できるものでもないようなんです。
いっぱい勉強する人、TOEICのスコアを上げる人、たくさん単語を知っている人でもない。
英語がしゃべれる人というのは、
実は、
頭が
やわらかい人
です。
まちがいなく!
ちょっとずるいくらい頭がやわらかい方が英語はしゃべれます。
例。英作しましょう。
「日本では、タクシーの運転手が目的地の手前でメーターを止めます。これもおもてなしの一つです」
頭がかたい人は、
「目的地ってどういうんだっけ? ゴールでいいのかな?」
「手前? ビフォーかな?」
と迷った挙句、
無言…
これ、
最悪でしょ?
頭がやわらかい人の発想とは?
↓
↓
↓
「ざっくり伝わればいいや!」
と、日本語を変えてしまう!
「日本では、タクシーの運転手が目的地の手前でメーターを止めます。これもおもてなしの一つです」
↓
「日本のタクシードライバーは親切だから、早めにメーターを止めます」
↓
「日本では、タクシードライバーは親切にもメーターを早くストップします」
という感じ。中学英語になりました!
Taxi drivers are kind enough to stop the meter ealy in Japan.
enough to
という中学英語をここで活用するのですよ!
「学校英語なんて役に立たない」とは言えませんよ!
どうですか?
元の文と比べても、言いたいことの8割以上は伝わったでしょう?
無言だと、ゼロですからね!
英語がしゃべれるようになりたかったら、
頭をやわらかくして、
ちょっとずるくなって、
だいたいの意味が伝わるように
しましょうね!
中学英語 VS TOEIC
今でこそ「中学英語」のよさが見直されていますが、まだまだ「TOEIC」を勉強していた方が上、とか、カッコいいという風潮はありますね。
「英会話入門を聞いています」
と言うより
「TOEICの勉強しています」
と言った方がカッコいいと思っちゃってる人、いますよね。
いろんな人を見てきましたが、間違いなく言えることは、
楽しんでいる人の勝ち!
です。
そりゃ、TOEICも楽しければいいんですよ。どうぞ、
Enjoy yourself !
なんですが。
「TOEICの勉強」やってる人ってあんまり長続きしない。
「むずかしい勉強をやっている自分に酔ってる」という人もいる。
つまり、
「目的が違っちゃってますよ!」
という人もいるんです。
「人力車ってどういう形?」
って英語で聞かれたら、答えられるのが英語がデキる人です。
さあ、
「TOEICの勉強」が役に立つのか、
「頭のやわらかい人」の発想が役に立つのか?
あなたなら、人力車をどう描写しますか?
How would you describe jin rikisha ?
まだTOEICで消耗してるの?